エコール・ド・東山(とうざん)は、昨年11月に誕生した学びのサロンです。
土曜日の午後、京都大学の若手研究者たちと知的で洗練された時間を作り出しませんか。
2013年1月は、19日 土曜日午後2時からです。
今回は伏見裕子さんと山内朋樹さんが登場します。
伏見さんは、自身の懐妊をきっかけに産屋の研究を始めました。『女性学年報 第31号』(日本女性学研究会発行)に論文が掲載されています。山内さんは、庭園研究の傍ら、脚立に上り樹木を剪定する本物の庭師でもあります。私たちは、「親方」と呼んでいます。どうぞご期待ください。
「香川県伊吹島の産屋習俗と近代」
伏見裕子(京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士後期課程)
かつて女性が、出産に伴うとされる穢れを理由に出産時ないし産後の一定期間を家族と離れて過ごした場所、産屋(うぶや)。前近代のものと思われがちですが、香川県伊吹島の産屋は1970年まで使われました。その背景に何があったのか、歴史的に解明します。
「草花が織りなす多様性の庭」
山内朋樹(京都大学大学院 人間・環境学研究科 研究員、庭師)
たとえば道端、空き地、線路脇。見捨てられた場所で茂っている草花も、ときに綺麗に手入れされた庭の一画のように見えることがあります。庭からはほど遠いこうした場所に注目しているフランスの庭師、ジル・クレマンの庭を巡りながら、フランス庭園の現在に光を当ててみたいと思います。
日時 2013年1月19日(土) 午後2時~4時
場所 ホテル ハイアット リージェンシー 京都 地下一階 TOUZANバー
定員 20名
参加費 3000円(お代わり自由のコーヒー、紅茶にホテル特製のケーキ付)
参加申し込み先 ecoledetouzan@hotmail.co.jp